正徳6(1716)年築造の誕生寺山門は、浄土宗寺院の中では非常に規模が大きいもの。比較的例の少ない山門薬医門の典型的な様式を示しており、装飾的にも優れた特色を持つ非常に価値の高い建築物です。
かつてはこの門から望む誕生寺参道には「誕生寺飴」を売る店が軒を連ねていました。
(国指定重要文化財)
誕生寺の寺域を貫流する小河川。弓の腕をめきめきと上達させていた勢至丸(法然上人)に夜襲の際右眼を射られた明石定明が、側の小川でその目を洗ったため、以後片目の魚が出現するようになったと言われ、川そのものも片目川と呼ばれるようになりました。
誕生寺の境内には、この産湯の井戸や上人誕生のとき、天から二流の白幡が降りてそのこずえにかかったという奇瑞を伝える誕生椋などの聖跡が数多くあります。
標高1240メートルの那岐山中腹にある本格的山岳寺院。聖武天皇の時代に行基菩薩が山腹に七堂伽藍(がらん)・三十六僧坊を建立し、美作第一の学問道場として栄えたと伝えられ、境内に勢至丸のお手植えと伝えられる樹齢850年の大いちょうがあります。
(国天然記念物)
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