ホーム > お知らせ一覧 > くらし・手続きのお知らせ一覧 > 百日咳に注意しましょう!
令和7年4月以降、成人で百日咳と診断される方が増えています。
県内において百日咳の患者報告数が、第 15 週(4月7日から4月 13 日)に 53 人、 第 16 週(4月 14 日から4月 20 日)に 49 人報告(4月 23 日時点)され、直近の2週 間で 100 人以上の報告がありました。令和7年の累積報告数は 227 人となり、昨年の年 間報告数である 19 人を大きく上回っています。特に4月に入ってからは、過去に例を 見ないペースで患者報告が急増している状況にあり、今後もさらに増加の可能性があります。
予防接種から時間が経って免疫が低下した、成人などの百日咳患者から、新生児や乳児へ感染するおそれがあります。
咳が出るときには、手やハンカチで口を押さえたりマスクを着用するなど飛沫が周囲に飛び散るのを防ぐ、「咳エチケット」を守りましょう。
咳が続くときは早めに医療機関を受診しましょう。
百日咳は、百日咳菌による気道感染症で、特徴的な咳が数週間続きます。
患者の咳に伴うつばやたん(飛沫)に含まれる百日咳菌が、鼻やのどの粘膜に感染して症状が出ます。
百日咳菌の感染力が最も高いのは初期で、百日咳の特徴が現れる前です。
5~10日(最大3週間程度)
カタル期→痙咳期(咳発作期)→回復期の三期の経過を取ります。
カタル期(約2週間):たんのからまない咳・くしゃみ・鼻水・微熱
痙咳期(咳発作期、約2~3週間):普通の風邪のような症状ではじまり、スタッカートと呼ばれる断続的な咳と咳のあとに息を吸い込むのでヒューという笛を吹くような音(ウープ)が続きます。1日平均15回程度まで咳発作の回数が増えます。
新生児や乳児では、咳で呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが起き、重症化することがあります。
成人やワクチン接種後の感染者では、症状が典型的でないため見逃されやすいことがあります。
成人の場合…医療機関へ受診し、適切な治療を受けることで治癒します。
乳幼児の場合…5種混合予防接種を受けることで重症化を防ぐことができます。
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